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レシプロソーはチェーンソーの夢を見るか? [ブロガーの一損]

高所作業での枝打ちは、腰道具の重量との戦いでもある。
切ることを楽しようとすれば、それなりの道具を装着する為重くなり、かといって軽くする為に腰道具を減らせば切ることが楽でなくなる。この二律背反する事象に真っ向から挑んでみようと思う…単に楽したいだけなんだが(^x^;

若いうちは体力があるからハサミとノコギリだけで充分だったりする、例え径級10cm以上の頭はね(幹の途中で切ること)でもだ。愛用中の神沢精工製の一番は今まで使った枝打ち鋸ではベストなのだが、それでもこの年になると鋸挽きは堪える訳で…楽をしようとチェーンソーを持ってくるのだ。
以前枝打ちに使えるチェーンソーはどれかというので比較したことがあり、重量的且つ片手でも扱える(片方の手で枝や幹を支える必要が有る)のを考慮してゼノアG2000Tを買った。あれから数年経つが未だバッテリーチェーンソーで同等の仕事が出来て重量の軽いモノは出てきていない…。

余談だが、昔チェーンソーの御三家と言えば、ドルマー・ハスクバーナー・パートナーだったが、いまやハスクはゼノアと合併し、パートナーはほぼスチールになってる。ドルマーはあるようだけど、殆ど見かけないなぁ。オヤジが愛用してたパートナーの45cmクラスチェーンソー(21BP-72E使ってる奴)、重いしすぐにエンジンが掛らなくなる(キャブレターの調整が大変)ので捨てた、パワーだけは有ったんだがな。

チェーンソーがいくら軽いと言っても不安定な高所での作業、危険性が高くちょっとでも回転しているソーチェーンに触ろうものなら(>_<)、気の使い方がパネーっすよ。でも、作業効率が高いので、安全性とのトレードオフで使うのだ。
で、話はやっと本題に入る訳だが、安全性と作業効率を考慮…電動ノコギリはどうだろうか?勿論バッテリータイプでと言うことでマキタJR101DWってレシプロソーを買ってみた。バッテリー性能では14.4Vクラスを買うべきなのだろうが、重量はエンジンチェーンソー並に重いわ、形状が両手持ち推奨だわで即却下。あくまでも片手で使えるサイズ形状が必要なのだ。10.8V1.3Ahと言うのにバッテリー性能に若干の不安も抱えつつも…。
ちなみに比較したのは日立工機CR10DL。こちらはセイバーソーという名称に。バッテリー性能はちょい上(1.5Ah)で重量がちょい重(1.2kg)程度の差異なのだが、値段が1万近く高い…_| ̄|○。それだけでなく、JR101DWはトリガースイッチだけでなく胴体にパドルスイッチも付いているが、CR10DLはトリガースイッチのみ。マキタの方は機体を立ててジグソー代わりに使えるようにとパドルスイッチを付けたのであろうが、これが枝打ちにも影響するとは思うまい。逆に腰から下げるのにCR10DLはバッテリー直上に取付け金具を付けられるが、JR101DWはこんな感じで付けるしかないのが難点。↓

BlogP-134.jpg
後は六角レンチが必要ないとかあるんだが、パドルスイッチの有無と値段でJR101DWになった、バッテリーをもう一つ付けて2万2千円くらい。
後で気がついたのだが、JR101DWのマキタカラーにはブレードが複合材用の短い奴、ボッシュカラーは木材用のちょい長のが付いてくる。買ったのがマキタカラーだったのでゼットソーの木材用を買い足したんだが、ボッシュカラーにすればブレードを買い足す必要がなかった…。



さて、実際の使用感である。
ブツは7~8mのナンキンハゼ。これを枝打ちして3m程度の高さに仕上げる。木自体の堅さは軟らかい方、はしっこい(折れやすい)木である。これを20と数本やるんだが、はしっこい上に法面に植わっていて枝を落とす場所限定なので登るより高所作業車推奨品、ハシゴはカンベンしたいブツである。
使用道具の比較をしてみると、

ノコギリ(30cm):240g
レシプロソー:1,100g
チェーンソー:2,200g(乾燥重量カタログ

ちょうど中間的な値、チェーンソーはバランスが良いのでこの重量でも片手で扱える様に出来ている上、こんな釣り金具まで↓

BlogP-135.jpg
付いているのだよ。ドリルにも付いているんだからレシプロソーも見習って欲しいモノだ。
能書きは良いので、実際に使ってみると細い枝(Φ5cm未満)は振動で枝が切れない上に重い分疲れる…ノコギリの方が圧倒的に早くて安全だ。より細目の24cmクラスノコギリを使う方が更に楽だったり…。
Φ5~10cm辺ではレシプロソーも本領を発揮するようになるんだが、切れる速度はほぼ変わらず、使い勝手は重量が軽い分効率的にノコギリ圧勝(笑)。
ただここから上、3年目以降の枝や幹では多少変わってくる、Φ10cm前後3年目以降の枝は固くなるのである。この辺からは鋸挽きがイヤになってくるサイズであり、頭跳ねで幹も切ることになってくるのだ。体力があるうちはノコギリでも問題ないが、疲れてくると辛い。で、今までなら危険を顧みずチェーンソーの出番になるんだが、まだレシプロソーを使ってみる。取説にも書いてあるが、切り方に多少コツが必要、鋸挽きのように前後に動かすとか奥側手前側を交互に切るとか、な。ただ速度的にはノコギリより多少早く切れる程度、チェーンソーと比較したら圧倒的に遅い、安全ではあるが。


ここでパドルスイッチの有用性を書いておくと、鋸挽きの特性と関係してくる。木を切るのにノコギリを挽くと言うのは前後に動かす事で、引く時には指に力を掛け、押す時には手のひらで押し込むので指の力が緩む、と言うか無意識に緩んでしまう。つまり機体を前後に動かすレシプロソーではトリガースイッチだと押し込む時にスイッチを握る指が緩んでしまう、人差し指1本だけなので。握ることに意識を持っていくと落とすべき枝や幹に持って行く分が減ってしまうので、事故に繋がりかねない。パドルスイッチのように機体保持込みで引く時も押す時も全部の指で握り続けている方がスイッチを意識せずに作業が可能という訳だ。


ここまででレシプロソーが多少なりとも枝打ちには使えるというのは分かったのだが、問題はそのスタミナである。満充電からΦ10cm程度の枝が5本程度(気温5度前後)、実働時間や切られる材質の硬度や抵抗値がモノを言うが、こんな程度のスタミナしかないと言うことである。よっぽどノコギリとの併用でないと木1本すらこなせないスタミナしか無いのだ。
出来ればこの機体に14.4V3.0Ahのバッテリーが付けばバッテリー分重くなっても許せるんだがなぁ。


まとめ:枝打ちという限定された作業において、充電式レシプロソーのコストパフォーマンスは微妙。作業効率で言えばノコギリやチェーンソーに劣るが、特定の太さの枝幹においてはノコギリよりも疲労感が少なく、チェーンソーよりも安全性が高い。出来れば現在の形状でより容量の大きなバッテリーが付くことを望む。後落下防止用の釣り金具も付けて欲しい。


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